たまの森こども歯科では、初めていらした方には、一生自分の歯でおいしく食べられるためにできることをお話しています。尚、小学生以上のお子様が初めての受診の場合、カウンセリングとは別に聞いてもらうセミナーがあります。「学童期からのむし歯予防セミナー」です。開催日程は お知らせ・インスタグラム をご覧下さい。
たまの森こども歯科では「12歳でむし歯経験ゼロで健康体」
わたしたちは歯科医療を通して健康増進に貢献し、長い人生を豊かにします。
2世代、3世代後も健康でいられること、
そして健康が当たり前の世の中に変えていきます。
当クリニックに初めてご来院されるの方は問診票の記載があります。あらかじめフォームをダウンロード、プリントをしてご記入の上お持ちくださいますと当日の待ち時間が短くなります。
また、唾液検査のアンケートフォームもご一緒に記載していただくと検査をスムーズに行うことができます。
尚、あらかじめ『唾液検査を受ける前に』をお読みいただきますようお願いいたします。
※PDF形式のファイルですのでAdobe Reader をご用意ください。
それぞれの段階で気をつけるべきポイントがあります。 その時期に合わせて適切な予防方法も身につければ、すてきな大人の歯へと導くことができます。
たまの森こども歯科のメインテナンスは、12才までカリエスフリー(1本もむし歯のない状態)を目指して行っています。むし歯のチェックと治療のみを目的としたメインテナンスではありません。むし歯になりそうな部分をみつけて進行しにくくすることを目的としています。また、 おくちのまわりの悪い癖の芽を早めに見つけ、歯並びの乱れを予防しています。
(1) 歯磨きのお話
0〜2才の場合、歯磨きの習慣づけにリトミックを行っています。保護者には適切な年齢に合った歯磨きの方法を分かりやすくお話します。
(2) フッ素塗布
むし歯の出来にくい・出来やすいには、いろいろな要因があります。
その中で、「歯の質」というのもひとつの要因になります。歯の質が強くなればいくらかは、むし歯が出来にくくなりますので、歯の質を強くする「フッ素」を塗ることによって、むし歯になりにくくなります。なりにくくなる割合は、3割くらいといわれています。
(3) シーラント
奥歯のかみ合わせの部分にプラスチックを埋め込んで、その部分をむし歯予防しようという方法です。シーラントの方法は、シーラントをする歯の溝をきれいにし、そこにレジンを貼り付けるだけです。歯を削るわけではありませんから心配はありません。
(4) 正しいかみ合わせへの誘導
おくちのまわりの悪い癖があると歯並びだけでなく成長へも影響します。
むし歯予防だけでなく歯周病予防を早めに始めることは、将来の体全体の健康にも良い影響を与えます。おくちの中を良い状態に保つことは生活の質を高めます。
治療終了後おくちの中は一番良い状態ですが、ここから何もしなければ良い状態を維持することは難しいです。メインテナンスの始まりがおくちの健康維持のスタート地点です。良い状態を維持するためにお家でのホームケアと歯医者さんで受けるプロフェッショナルケアの両方が必要です。
子どもとちがって大人の方の場合、むし歯のなりやすさだけでなく歯周病(歯ぐきの病気)のなりやすさも判定し、それに従ってメインテナンスの間隔が決まります。リスクが高い方は1~2ヶ月に1回、リスクが低い方は3~4ヶ月に1回の間隔でメインテナンスを受けていただいております。
あなたはどっち?(むし歯になりやすい or なりにくい)
唾液検査は簡単なテストで、むし歯のかかりやすさ(リスク)がチェックできます。
たまの森こども歯科では全ての患者さまにこの検査を行っています。
※PDF形式のファイルですのでAdobe Reader をご用意ください。
唾液検査のアンケートフォームはこちら
(1)イスに座ってリラックスした状態で、味のついていないガムを噛みます。
(2)唾液が出てきたら、容器に集めます。
(3)5分間で出た唾液の量を計ります。
■個人的要因
忙しくて歯を磨く時間がない / 古い銀歯が入っている / 唾液の分泌が少ない
■細菌
ミュータンス菌 / ラクトバチルス菌
■食事
甘いものが好き / 炭酸飲料をよく飲む
■時間(食事の頻度)
間食が多い / だらだら食いをしてしまう
・口の中の細菌や食べカスを洗い流します。
・抗菌作用があります。
・歯の表面を守り、歯を強くします。
・緩衝作用があります。
(1)検査1で集めた唾液を検査用紙に垂らします。
(2)5分後に検査用紙が何色に変わったかを調べます。
緩衝能とは? 酸を中和する力のことです。
安静時、人の口の中は中性です。
糖を含んだ食事をすると、一時的に口の中は酸性傾きます。その後唾液が口の中を中性に戻そうと働きますが、中性に戻す力が弱いと酸性の状態が長く続くことになり、むし歯になりやすいのです。食後、酸が歯を攻撃します。唾液が分泌され、緩衝能が働くことにより、酸が中和されます。
間食が多かったり、アメ、飲み物などを長時間ダラダラと飲食していると緩衝能が十分に働く前に酸が産出され、おくちの中が常に酸に傾いた状態(むし歯になりやすい状態)になってしまいます。
(1)検査1で集めた唾液を専用の培地に垂らして37℃で2日間培養します。
(2)2日後に菌の数をチェックします。
ラクトバチルス菌:むし歯の進行に関わっている
ミュータンス菌:むし歯のきっかけになる
■ラクトバチルス菌
むし歯を進行させる菌です。
きれいに歯磨きができていなかったり、歯に合わない古い修復物(銀歯、さし歯など)が入っていると増殖します。
砂糖の摂取量とも関係があります。
■ミュータンス菌
むし歯のきっかけを作ります。
多くの人が赤ちゃんの頃、お母さんから感染します。
細菌は、私たちが食べた食事をえさにして、分解しエネルギーにします。その時、細菌から作り出されるのが「酸」です。この酸により歯が溶かされてむし歯になります。
様々な原因により、むし歯のなりやすさは変わります。それを調べるのが唾液テストです。
むし歯予防は、自分の口の中を知り、生活習慣を見直すことからスタート!
あなたのおくちの中がむし歯になりやすいかどうか、3つのテストをして調べます。
検査は短時間で終わります。もちろん痛みもありません。
検査結果と一緒に、あなたに適した効果的な予防法をご提案します。
今回の結果が悪くても、自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを併せることで、予防できます。